信じるか信じないかはあなた次第

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突然ですが、

皆さんは前世や目に見えないものを信じますか?

私は…あると思っています。

なんで?と聞かれて説明は出来ないし、

断言はできないけれど。

今まで自分が生きてきた中で、

説明できないような出来事や、不思議な気持ち、

見えない力や体験もあるし。

あるんだろうなぁって思っているんですよね。


あっ!

変な宗教や勧誘のお話じゃないのでご安心を(笑)

私は、

自分が生まれた意味とか何が出来るんだろうということを、

ふと考えることがあります。

ここ2、3年はそう思う事が凄く多くて。

突然感じる寂しいとか怖いとか不快だとか、

そんな感情もどこから来てるんだろう?

と、考えることが結構あったんですね。

あの人となんで出会ったんだろう?

とか。

今のこの試練にはどんな意味があるのだろう?

とか。

色んな土地へ行って、

沢山の方々と会うことが増えて、

自分自身と向き合うことも増えたから、

余計考えるようになったのもあると思います。

 

でね。

先日、ちょっと興味があったヒプノセラピーなるものを受けて来たのです。

私が選択したのは自分の過去世を知るというもの。


その中でも、

たまに訪れるよくわからない不安感や今自分がやっていることの意味、

今周りに居る方々と何故出会ったのか…

という部分を知りたくて、

そこに一番影響を与えている過去世を見るというものを受けてきました。

私が訪れた過去世は、

1800年代辺りのヨーロッパ、少し寒い地域。


はじめに見えたのは、

白い綺麗なワンピースを着た17〜18歳くらいの女の子。

森の中に佇んでいるところでした。

ここでいきなり、

「置いていかないで!」

「不安だよ、怖いよ。」

という感情がわーっと出てきて、涙が止まらず。

自分でも訳がわからない不思議な感覚でした。


その後、

ゆっくりと何が起こったのかを知るために、

セラピストさんの質問に答えていきます。


見えてきたのは…

貧しくも温かい家に生まれた私は10歳の時にお金持ちの家に養子に出されたということ。

嫌だと言ったら両親が悲しい顔をするから言えなかったこと。

お金持ちの屋敷の主人には子供がおらず、

私が成人した時に婿をとり、家業を継がせる予定だったということ。

お金持ちの家は食べ物や着る物には困らないが、

会話もなく、とっても冷たい家だったということ。


私は記憶力や頭の回転が早く、

見たものや聞いたものをなんでも覚えて理解をしてしまうので、

いつしか主人から脅威に思われるようになり、

外との交流を一切遮断され屋敷からも出られないようにされていったこと。


閉じ込められる生活の中で、

能力や感情を表に出したらダメなんだと植え付けられていった私は、

感情を出すことも辞め、

ただ淡々とご飯を食べ、

笑うことも泣く事もなく、

冷たい石造りのお屋敷の中で

窓から外を眺めるだけの生活を送っていたということ・・・。

 


そんな私が17歳になった時、

お屋敷のお庭の手入れに1人の青年がやってきました。


お屋敷の外からやってくるその青年はキラキラしていて、

外の世界を知らない私にとって興味の対象でした。


ある日、

お庭を歩いている私にその青年は声をかけてきました。

その青年も、

笑いもせずお屋敷に住んでいる私のことを気になっていたようでした。


その時から、

青年は来る度来る度に外の世界の話を私に聞かせてくれました。

青年と会う事や話を聞くことは

私の唯一の喜びになっていきました。


貧しい環境で育ち、

仕事の親方から厳しい扱いをされていた青年にとっても、

話を親身に聞いてくれる私の存在は大きなものだったようです。


青年は話したことを瞬時に理解する私の頭の良さや記憶力を褒めてくれました。

私はそれがとても嬉しかったのです。


いつしか、

青年は私を連れ出して外の世界を見せたい!

と思うようになり、

私も青年と一緒に広い世界を見たい!

と願うようになっていきました。

青年は言ってくれました。

「いつか外に連れ出して世界を見せてやる!

お前の能力と俺の力を合わせたら、何かが出来るかもしれない!

二人で広い世界を見て回り、貧しい人たちを救う手助けをしよう!」

と。

青年の言葉は私の支えになっていました。

けれど、

家業の悪業を知られることを恐れていた主人にとって、

私が外の世界に興味を持ったり

感情を出し始めたりした事は

何よりの恐怖だったのでしょう。


ある日

私は主人に促されるまま、

馬車?車?に乗せられ、

遠く遠く人もいない山の中へ連れていかれました。


そのまま主人は私を置いて立ち去りました。


一番はじめに私が見た光景はこのシーンでした。


訳も分からぬまま置いていかれる。

10歳の頃に両親に置いていかれた記憶と被り、

置いていかないで!

ひとりにしないで!

と恐怖と不安と悲しみでいっぱいでした。


セラピストさんは私に尋ねました。

「なんで、置いていかないで!と言わなかったの?」

と。


私は

「話すことができなかったから。」

と答えました。

この瞬間、私は理解しました。

自分は生まれつき話す事ができない

声を発する事が出来なかったということを。

主人にとって、

喋れない私は養子にするのに都合が良かったのでしょう。

操り人形のように扱えると思ったのだと思います。


けれど喋れない代わりに、

記憶力や知性という能力があった。


それが主人にとって日に日に脅威となっていった。


いつか悪業がバレるのではないか…と。


庭の手入れに来ていた青年と出会ったことによって、

笑うことや楽しそうな姿を見せはじめた私が、

外の世界に憧れ出した私が、

とてつもなく怖かったのでしょう。


私はそのまま山の中で息を引き取りました。


外の世界を知らなかった私にとって、

何処に行っていいのかも分からず、

助けを呼ぶこともできず、

生きる気力もなかった。

近くの木で首を吊って、

自ら命を絶ったのです。


命が尽きた瞬間、

やっと自由になれる

解放される

キラキラした青年の元に行ける

と穏やかな気持ちだったのを感じました。



そこでまたセラピストさんは尋ねました。

「青年に会えたの?」

と。


「会えなかった。」

と答えた私。


また涙が出て来ました。


「青年はどうなった?」

と問われ、

こう答えました。


私が居なくなった事を不審に思った青年は雇い主である主人を問い詰めた。

主人はうるさいと言わんばかりに青年を解雇した。


青年は主人が私を死に追いやったことを感づいていたのでしょう。

仕事も、支えだった私も失った青年は主人を恨んだ。憎んだ。

そして主人を殺害した。

青年は捕まり、処刑された。


だから、会えなかった。


セラピストさんは更に尋ねます。

「では果たせなかったことを果たすために、

あなたと青年は今世で出会っていますよね。

それは誰ですか?」

すぐに顔が浮かんだ方がいました。


「ではあなたを死に追いやった主人は今世にいますか?」

こちらも顔が浮かびました。

「幼い頃にあなたを可愛がったご両親は今世にいますか?」

こちらも顔が浮かんだ方がいました。


今世では皆、性別も関係も年齢もバラバラ。


それなのに聞かれて顔が瞬時に浮かぶというのは

自分でも不思議としか言いようがないのですが、

何故かすぐにわかったんですよね。



全てを理解した私は、

その後しばらく涙が止まりませんでした。



最後は意識の中で

その女の子に話しかけました。

「今世の私は話せるよ。

声で伝えることができて、言葉を扱う仕事をしている。

そして自分の意思で自由に何処にでも行ける。

会いたかった青年と再会して仲良く話せているし、

幼い頃に可愛がってくれた両親とも出会えているよ。

だから安心してね。」


そう伝えると、

女の子は微笑んで何度も頷き、

私の中に消えていきました。

セラピストさんと話しながら過去世を振り返った時間は何と2時間10分。

30分くらいの時間感覚だった私は時計を見てびっくりしました。





さて。

このお話、あなたは信じますか?

信じる人も、信じない人も、それぞれいることでしょう。


正直、

私も初めは過去世が見れるなんて半信半疑でしたから(笑)


けれど、

見えたんですよね。

脳裏に光景が浮かんで。

感情もばーっと溢れるほどに。



今、言葉を話す仕事をしている私にとって、

過去世は喋れない女の子だったということを理解した瞬間は

もう本当に鳥肌モノでした。


よくわからない不安感や置いていかれることへの恐怖、

特定の人に対する懐かしさや、

なぜかわからないけれど苦手だと感じてしまう人、

世界を見たい!という気持ちや憧れ、

話す仕事を選んだこと、

ぜ〜んぶが腑に落ちて。


今はびっくりするくらいに

スッキリしている自分がいます。


これからは思うように動ける!

っていう変な自信も出てきましたね(笑)



「自分の過去世を知るということ」

信じるも信じないもあなた次第。

そしてこの体験を活かすも活かさないも私次第。


私は

過去世の女の子の分も。

声を使って言葉を伝え、

広い世界を見て多くの人と話し、

いっぱい笑って、

自分に出来る事を、

ワクワクすることを、

沢山叶えていきます( ◠‿◠ )

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