“萌-KIZASHI-“と”東北”と”私”【とみおかアンバサダー活動記vol.5】

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昭和歌謡の曲名のようなタイトルでございますが…
深い意味はございません(笑)
書こうとしている内容が上記3点、そんな気分だったのです。
 
さて昨年末より福島県富岡町の”とみおかアンバサダー “を務めさせて頂いている私。
これまでもブログやSNSで、富岡町産のお米で作られた日本酒【萌-KIZASHI-】のご紹介をして参りました。

3月11日の発売から約2週間。
萌に関する嬉しいことが続いているので(SNSには随時記載中)ブログにまとめたいと思います!


萌-KIZASHI-について

まずは改めて【萌-KIZASHI-】のことからご紹介。

「萌」が生まれたのは福島双葉郡富岡町。
2011年3月11日の東日本大震災と原発事故で大きな被害を受けた町です。
 
帰還困難区域となり、一時は足を踏み入れることすらできなかった富岡町。
2017年の避難解除につづいて、2020年3月10日、富岡駅のお隣・夜ノ森駅周辺も一部避難解除となりました。

3月10日に避難解除された夜ノ森地区

大きな被害を受けた富岡町ですが、困難や悲しみを乗り越えて一歩を踏み出そうとしている方々が沢山いらっしゃいます。

「萌」開発の企画を立ち上げ、富岡町の明るい未来を作ろうとしている「とみおかプラス」さん。
避難先のいわきから毎日通い、富岡町の農業を復活させようと奮闘する「米農家」さん。
在りし日の富岡町の様子やこれからの願いを親身に話してくださった「富岡町民」の方々。
原発事故の風評被害で辛い想いをされた中、技術を提供し力を貸してくださる「人気酒造」さん。
とみおかプラスさんと協力して新しい企画を生み出そうとする、旅人の希望「SAGOJO」さん。
年代も職業も違うけれど、自らの意思で志願した「とみおかアンバサダー」の面々。
 
この「萌」は、多くの方々の想いや願いから生まれた日本酒なのです。

「萌-KIZASHI-」の名前やラベルは、私達、とみおかアンバサダーでプロデュースさせて頂きました。
 
【萌】という漢字には・芽生える・新しいことが起こるさま・育む・恵む・兆し・という意味があります。
そして【きざし】には・物事が起ころうとする気配・という意味があり、”明るい兆し”というような言葉で使われます。
 
そしてラベルに描かれている花は「ツツジ」。

とみおかプラスさんのHPよりお借りしました

富岡町の花であるツツジは、かつて、夜ノ森駅を彩っていました。
約6000株あったというツツジが咲き誇る時期には、特急電車も速度を落として通過し、車内にいる人達をも魅了していたそうです。

それが東日本大震災・原発事故の後、除染作業の為に刈り取られてしまいました。

2020年3月10日、夜ノ森駅前周辺の避難解除により人が立ち入れるようになり、3月14日の常磐線開通で駅を訪れる人影も戻ってきましたが、かつてのツツジの姿はありません。

夜ノ森駅

とみおかアンバサダーとして富岡町を訪れた際、町の方々から「夜ノ森のツツジをもう一度見たい。咲かせたい。」というお気持ちを伺いました。そしてツツジが咲く夜ノ森駅の写真も見せて頂きました。

そんな町の方々の願いを込めて、ラベルにツツジを描いたのです。 
 
そして私にも、夢が出来ました。
「いつの日か、夜ノ森駅で町の方々と一緒に、満開に咲き誇るツツジを眺めたい。」
「萌に携わった方々と、富岡町の方々と、美しいツツジを眺めながら萌を飲みたい。」

いつの日かツツジが咲き誇る光景を夢見て

その日が訪れるまで、私は毎年夜ノ森駅に通い、ツツジの成長していく姿を写真に収めようと思っています。

上記は2020年3月15日の夜ノ森駅のツツジ。

来年、再来年、そしてまたその翌年と…
ツツジが育っていく様子を、皆様にも見ていて欲しいな。

萌を関東へ

3月10日から東北慰霊ツアーを行い、13日の夜から富岡町に滞在していた私は、3月15日、とみおかプラスさんで萌を3ケース購入。
車に積み込み、富岡町を出発しました。

本当はそのまま神奈川の自宅へ帰ろうかとも思ったんだけれど、1秒でも早く、皆にお届けしたくなっちゃって、帰り際に届けて回ったのです。

12 本✖️3ケースを購入

まず向かった先は千葉県茂原市🚗
コロナの影響で経済的に・・・だったので下道で(笑)
富岡町から5時間半くらいで到着しました😁

茂原で渡したのは、Web番組や東北の活動でご一緒しているこの方々!
ソーセージNaoのセイジくんとN@音くん。

萌とセイジくんとN@音くん

その場で一本飲んでくれました🥂
冷やしが足りなくて、蓋を開けた瞬間に吹き出したのは内緒(笑)
「飲みやすくて日本酒っぽくない。けどしっかりお酒!」とのお言葉を頂きました✨

そしてソウちゃんとパートナーのなっちゃんにも🍶

萌とソウちゃんとなっちゃん

翌日、朝が早いとのことでしたで、後日よ〜く冷やして飲んでくださいね!とお渡ししました。
感想、お待ちしております😁

その後は、湘南の家に帰る前に、横浜のLIVE Bar「Abeem」さんへ。
いつも東北の活動を応援してくださっているマスターカズさんとAbeemファミリーの皆様が集まる熱〜いお店です❣️
 
「今夜行きます!」という連絡だったにも関わらず、到着すると、お馴染みの方々のお顔も😭
東北帰りの私に、早速、東北各地のこと、慰霊ツアーのこと、富岡町のことを聞いてくださいました。

そしてなんと‼️
その場にいらっしゃる全員が「萌」を買いたいと言って買ってくださったのです😭

萌とAbeemファミリーの皆様と私

萌の名前に込めた意味やラベルのツツジの意味をしっかり聞いてくださった皆様。
富岡や夜ノ森で撮った写真や映像をスマホで見せながらお話させて頂きました。
皆様の応援にいつも沢山のパワーを頂いております。感謝🥺

そして神奈川では、これまたいつもお世話になっているぱんちょさんが萌をお買い上げ!
大切な人にプレゼントをして一緒に飲んでくださるとのこと😊

萌とぱんちょさんと私

想い入れのあるお酒が、大切な瞬間のお供になるなんて・・・
とっても幸せなことだよね✨

萌に込めた想いや生産に関わる方々のお話もしっかり聞いて受け止めてくださいました。
ありがとうございます😊



関西でも萌が大人気!

実は「萌」発売前から「欲しい!飲みたい!」と、全国各地から沢山の方にご連絡を頂いていました。

皆様からご連絡を頂くだけでも嬉しいのに、なんと、大阪府高槻市では「萌を飲む会」なるものを開催してくださったのです😍

嬉しくて嬉しくて。
一人家で泣きながら、皆様の投稿やメッセージを読ませて頂きました。
下記、投稿を写真で収めたものを添付します。

優しくて寛大!みんなのお兄さん的存在”晋吾さん”の投稿
誰もが頼れる偉大な方!愛を唄う”京平さん”の投稿

こんなにも温かくて嬉しい投稿、そして萌で乾杯している皆様のお姿。
もう、嬉しすぎて、感動して、泣くよね。

飲んでくださるだけでも嬉しいのに。
「萌」に込めた沢山の方々の想いや意味を感じとってくださるだけでも嬉しいのに。

自分のところの商品のように「あそこの店に置いてもらおう!」「ここに売り込んだら!」と意気込んでくださっていたというお話、「4月のお花見でも更に沢山の人に紹介して萌や富岡町を知ってもらいたいから追加で購入します!」という連絡、「萌キャンペーンガールとして大阪まで来て〜!」というコメントまで。
 
このブログを書いていても泣けてくる😭😭😭
 
ありがとうって言葉じゃ言い表せないくらいに、心の底から感謝を伝えたい。
本当にありがとうございます。

東北と私

私が震災後の東北と出会ったのは2014年。
キッカケは上記にも登場しているミュージシャン「ソーセージ」と出会ったことでした。

リポーターのお仕事で出会ったソーセージから東北のお話を聞いて、いてもたってもいられず「私も合流していいですか?」と会ったその日に伝えたんだよね。

その2週間後、仕事終わりに一人、気仙沼まで夜通し車を走らせた。
気仙沼で、既にツアー中だった北上音楽祭のメンバーと合流させて頂き、その後、石巻、南相馬と3日間行動を共にさせて頂いた。

テレビやラジオで得ていた情報から想像する姿とは全く違った東北。
1日目の気仙沼から、何もない町の姿に涙が止まらなくて。
現地の方々から聞くお話に、表現できない感情になった。

その後の石巻、南相馬でも、現地の子ども達と遊んだり、仮設住宅で暮らす方々とお話して。
見た景色、聞いたお話、得た情報、生まれる感情、この整理ができなくて、一人になっては泣いてを繰り返した。

何にも知らずに、のうのうと暮らしていた自分が心底情けないと思った。
知ってしまった以上、何もしない、という選択肢は私の中にはなかった。
何かしよう、どうにかして東北のことを、現地の方々の声を伝えようと思った。

その「決意」を「覚悟」に変えたのは、福島県でした。

南相馬で北上音楽祭の皆と別れ、仕事の為に関東へ戻る時のこと。

開通したばかりの国道6号線に私は居たのです。

皆から「国道6号線は開通したばかりでまだ線量も高いから、別のルートから帰りなね。」と言われていたのに。ナビもセットしていたのに。

気が付いたら、人が立ち入れないバリケードの町を車で走っていた。

あの時の感覚は、生涯、忘れないと思う。

見ている光景の恐怖と、やけに冷静な自分。
「これは自分の目で見ろってことだ。」と、納得した瞬間。
納得と同時に、覚悟をした。それもすんなりと。
腑に落ちるっていう言葉が合うのかな。自分の中の何かが繋がった瞬間だった。
 

で、そこから6年。
岩手県・宮城県・福島県各地へ、年4〜5回、通い続けてきました。
 

「覚悟した」「出来ることをしようと決めた」と言っても。

はじめの頃は『ミュージシャンの皆様のように音楽で東北の方々に元気を与えることもできないし、私に何が出来るの〜・・泣』とよく泣いていました(笑)
北上音楽祭のメンバーは全員、私以外ミュージシャンだから、余計ね(笑)

けど「通わない」「辞める」という選択肢はなくて。

ビデオカメラ買ってYoutubeはじめたり(映像で伝えたら伝わるかもという理由)、一眼買ってブログはじめたり(SNSだけだと流れてしまう情報もブログなら残せるのでは?という理由)、芸能の仕事を頑張ってみたり(自分が有名になればより沢山の人に知ってもらえるんじゃないかという理由)、とにかく沢山の人に会って東北のことを話したり、がむしゃらに続けてきた。

そんな私ですが、今では揺るがないものを持っています。
言葉では言い表せないけど。
何ができるのだろう〜と泣くことはもうないよね(笑)
 
嬉しいとか、感謝とか、悲しいとか、悔しいとか、そういう気持ちで泣くことはまだまだある。
感情豊かで、時に感情移入し過ぎるところもあるけれど、それでいいと思っている。
 
何かをしに行っているという気持ちももう無くて。
会いたい方々がいるから、行きたいから行っている。

もはやライフワーク。これまでも、これからもね。

2014年の東北へ行った時のことを綴ったブログがあるので、添付しておきます。
宜しければ、お時間のあるときに読んでみてください。

萌と東北と私

東北に通い続けて6年。 
通い続ける中で、大好きな方々や愛しい町が増えていきました。
お仕事や活動を通して、全国各地で沢山の大切な方々と出会いました。
 
そして”とみおかアンバサダー”として「富岡町」と「萌」に携わらせて頂き、ここでも素晴らしい方々と出会うことができたのです。

1月のアンバサダーミーティングにて

町の方々の想いや生産者の方々の想い、そして関わる皆の願いから生まれた「萌」。
私にとっても、凄く想い入れのあるお酒。
 
*沢山の方に富岡町や関わる方々のことを知ってもらいたい。
*富岡町や萌に関わる皆様に喜んで欲しい。
*萌を飲んでくださった方々に、萌を通して幸せな気持ちを届けたい。
*萌を通して富岡町や東北に関心を持って欲しい。

そんな気持ちで、これまでSNSやブログでお知らせをしてきました🌱
 
萌に関わる方々や富岡町の方々に、
萌を飲んでくださった方々に、
東北の方々に、
私に関わる全ての皆様に、
とにかく喜んで頂きたかったんです✨
 
それなのにね。
私の方が、皆様から嬉しさや喜びや幸せを頂いてしまっています😢
 

ただでさえ泣き虫な私が、
東北の皆様と出会って更に泣き虫になり、
全国の沢山の皆様に泣かされっぱなしでございます😭
 
皆様の役に立ちたい!皆様に喜んで欲しい!恩返ししたい!と思っているのに、
いつも頂いてしまうのは私の方。

温かさやパワー、
新しい夢やワクワク、
いつもありがとうございます🤲✨

現在『萌』は福島県のみでの販売です🍶

3月11日に発売して2週間が経ちましたが、予想以上の売れ行きで…なんと‼️
在庫がもう残りわずかとのことΣ(゚д゚)

すごい。すごすぎる。

現状、富岡町内の販売分のみ残っているそうですが、夏前頃に第2段で作っている萌が出来上がってくるとのことです🌱

買いに行けないけれど飲みたい‼️という方は、お気軽にご連絡ください😊

先にご連絡を頂いている方にはキープ分を順番にお渡ししておりますが、順番によっては夏以降のお渡しになる方もいるかと思います🙏
個別でご連絡しますので、お願いしたのにいつまで待っても連絡がこないという方は、私に直メください!(SNSのコメント欄だと見逃している場合もある為)
下記、ブログのコメント欄でもOKです。
よろしくお願い致します🌸
 
富岡町で萌を購入して頂く🌱
というのが1番の理想ですが。
まずは”萌”を通して、飲んでもらって、全国の皆様に富岡町や生産者の方々の想いを知って頂きたいからね😌
引き続き、ご紹介をしていきたいと思います😁
  
萌を飲んでくださった方々からは、
「富岡町に必ず行く!」
「ツツジを見たい!」
「桜を見たい!」
「もっと詳しく福島のお話を聞きたい!」と、
そんな嬉しいお言葉が届いています。

富岡町で春を待つ桜の蕾

そしてね。
生産者や携わっ方々に伝えたいことがもう一つ。
 
私の周りで萌を買ってくださった方々から
「福島の食べ物や飲み物が何処よりも一番安全だよね。」
「しっかり線量を測って管理しているのを知っているから安心して食べたり飲んだりしているよ!」
というお声を頂いています。
 
「福島のお酒というだけで購入者が激減した。」と苦悩をお話してくださった人気酒造の社長さん。
「線量を測るのはお金も時間もかかるけれど安心して食べてもらうにはやらないとね。」とおっしゃっていた米農家さん。
 
その苦悩も、努力も、注いでいるお気持ちや手間も、萌を手にした方にしっかり伝わっています🤲

それを人気酒造さんや米農家さん、携わっている方々に伝えたいな。
  

私は「萌」を通して、改めて、皆様の温かさやお気持ちに触れることができました🌱
関わる全ての皆様と萌に感謝🙏
ありがとうがいっぱい✨

これからもとみおかアンバサダーとして、
村橋茜として、
私に出来る役目を果たしていきます。

夢、叶えるぞ〜〜〜(σ≧∀≦)σ


#とみおかの萌 #とみおかの酒 #とみおかアンバサダー


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