2019年夏、5年通った東北で見たもの「2019年夏の東北旅vol.1」

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東北から帰ってきて一週間。
やっとこ大量の写真と頭の中の情報整理が進んできましたので、ゆるゆるとブログを書いていきたいと思います😃
   
8月17日は宮城県名取市閖上で「夏祭り」🍉
8月18日は宮城県石巻市「Roadie」で北上音楽祭3rdオムニバスのレコ発LIVE🎶
8月19日は宮城県石巻市「ぶらいと」で慰問LIVE🤝

今回のメインイベントはこの3つだった訳ですが、ど〜しても会いたい方や見たい場所があったので。仕事のスケジュール調整がついたこともあり、12日の夜、一人車で東北へ向けて出発🚗

そこから閖上夏祭り前日準備までの数日間→→→
敢えて下道で各地を見て回り👁
会いたい方々にお会いしてきました✨



東日本大震災から8年。

この夏のツアーは、私が参加させて頂いている北上音楽祭としては20回目の東北ツアーでした。(北上音楽祭は2012年から活動開始)

私は2014年の北上音楽祭9回目のツアーから参加させて頂き、その他にも様々な形で東北を訪れ、震災後の東北に通うようになってちょうど5年。

私にとって今回の東北旅はこれまでの5年間を振り返りながら各地を巡る旅でもありました。

気仙沼の献花台に置かれていた鶴

今まで通っていた仮設住宅はほとんど無くなり、お家を再建したり、復興住宅にお引越ししたり、新しい生活をスタートさせた方が沢山いらっしゃいます。
   
再建したお家に伺わせて頂いたり、仮設住宅を出てからの再会に喜んだり。
身長を越されるほどにお兄さんお姉さんになっていた子ども達と話したり。
再会した大好きな方達と新しい商業施設でお酒を飲んだり。
東北に移住して現地を盛り上げている若者たちと出会ったり。
震災後の閖上で行われる”初”の夏祭りの司会を務めさせて頂いたり。
3rdオムニバスのレコ発LIVEで東北の方々と温かい一夜を過ごしたり。

多くの再会や各地で頑張っている方々と笑い合うことが出来た2019年夏の東北ツアー。
とても嬉しくて幸せな瞬間がたくさんありました。
   
   
ですがそれと同時に、
一番多く涙を見たツアーでもありました。

涙の多くは、嬉しさの涙ではありませんでした。

「お家を再建したけれど、今までよりももっと辛くなった。」
「家のローンや借金ばかりが増えて、更に大変になった。」
「やっと住み慣れた町に帰ってきたけれど、帰ってきても家を建てても、震災前には戻らないんだなっていうことを痛感した。」
「仮設を出てから話相手がいなくなっちゃって、久しぶりに人と話したよ。」
「震災から8年が経って、自分も周りも歳をとった。前に進もうと思うけれど、身体も思うように動かなくなっていくし、ちょっとしたことで涙が出る。」
「あなた達が来てくれないと、私、一人なの。だからいつも寂しいのよ。また絶対来てね。」

このような言葉を様々な場所で聞き、
泣きながらお話してくれた方は一人や二人ではありませんでした。


手を握ってお話を聞くしかできず。
「また必ず会いに来ますね!」
と、約束することしかできず。

5年前、はじめて東北を訪れた時の悔しさに近い気持ちを、今回も感じました。

photo by 井戸雀琇さん
宮城県名取市閖上の日和山で

まだまだ苦しんでいる方々がいる。
ここからが本当のスタートであり、
これからこそ必要とされることが多くあるのではないか。

そんなことを思った2019年夏の東北旅。


私には、
“会いに行くこと”
“東北のことを伝えること”
“声を使ってイベントを盛り上げること”
これしか出来ないけれど….

これが出来るから。

小さな一つ一つを大切に紡ぎながら、続けていこうと思っています。

大川小学校前に咲いていた黄色いお花と蜘蛛

次のブログからはイベントのことも含めて、
変わっていく町の景色や訪れた震災遺構、
東北の美味しいものやオススメスポットも書いていきますね😊

順不同にはなりますが、読んでいただけましたら幸いです✨
 
写真はこちらのアルバムに載せていきますので、こちらも是非ご覧ください🎶
〜2019年・夏の東北旅〜
  

あぁ、”ほや”が食べたい・・・。

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