雨音が続き、ニュースでは台風19号の被害を受けた地域の二次災害を注意するようにという呼びかけが繰り返されている。
台風19号から一週間。
ニュースを見る度に被害に遭われた方の人数も地域も増えていって。
涙なしには見ていられない光景。
即座にボランティアを始めた友人の活動情報を見て勇気付けられ、
福島の除染廃棄物の袋が大量に流されたニュースやホームレスの方は避難所に入れないという議論のニュースを見て落ち込む。
停電が続き連絡が取れなくなった長野の父を心配する日々が続き、やっと連絡が取れてホッとする。
グルグルぐるぐる。
この一週間は気持ちがどうにもこうにも上がらず、日々、仕事をするのと情報収集をすることで精一杯。ぐったりでした。
このブログのタイトル「Let’s do what we can」は「できることをしよう」という意味です。
災害が起こる度に、できることは何だろうと考える人も多いはず。
私も同じことを考え、知人から相談もされました。
何かしたいけれど何をしたらいいかわからない。
現地にはいけないけれど何かしたい。
現地でボランティアをしたいけれど何処に問い合わせたらいいかわからない。
大きなことはできないけれど何もしないわけにはいかない。
そう思っている方々の参考に少しでもなればという思いを込めて、
ボランティア情報やふるさと納税を活用して募金する方法をこちらに載せておきます。
↓さとふるHP↓
現地に行かなくても出来る支援・ふるさと納税を使って募金ができます。
お礼に特産品を受け取ることも出来ますし、返礼品を希望せずに募金することも出来ます。
↓全国社会福祉協議会のHP↓
ボランティア募集情報やボランティア保険、服装の事なども載っています。
↓高速道路情報🚘↓
*現地にボランティアへ行こうと思っていらっしゃる方々へ*
現地に必要なものやボランティア受け入れ状況等はその都度変わります。
こまめな情報収集をして、身の安全を一番に考えて、向かってくださいね。
上記以外にも、集めた情報(正しい情報かどうかの見極めは必要)を広めることや防災に関する意識を伝えていくことも、出来ることの一つだと私は思っています。
そしてここからは一週間グルグル考えていたことを。
頭をスッキリさせる為に書きたいと思います。
ニュースを見たり、情報を集める中で、感じたこと。
困っている人達を目の前にしながら、給水車の水をその方達に届けることが出来なかったという県のニュース。
何度も通っている福島県で、除染廃棄物の入った袋が大量に流されたというニュース。
住所が無い方は避難所に入ることができないというニュース。
災害が起こると、いつも以上に国の対応や在り方を考えさせられ、
個人個人の行動に対する賛同と批判も溢れてきますね。
「こんな時にイベントの開催はできない。自粛する。」という方もいれば、
「こんな時だからこそ予定していたイベントを開催する。被害に合わなかった自分達こそが経済を少しでも回して、被災地を応援しなければ。」という方もいる。
どちらも間違いではないし、どちらも正しいのだと思う。
観光業の方や飲食業の方は特に、こんな時だからこそ観光に来て現地にお金を落として欲しいと思うと思います。私は生まれた時から父と母が営む飲食店を見てきたから、痛いほどわかる。
立て直そうにも、稼ぐことができなきゃ立て直せない。
震災後の東北に通い始めて私が改めて気がついたのは・・・
現地でボランティア活動ができなくても、募金ができなくても、余裕ができた時に現地に旅行に行ったり、その土地の方々が一生懸命作った特産品を購入することが、巡り巡ってその土地の方々の助けになっている。ということ。
だから私はその地域の良いところや特産品を紹介して、
一人でも多くの方に「行って見たい!食べたい!」って思ってもらえる発信をしようと思うようになった。
被災地を訪れるきっかけは観光目的だったとしても、現地で災害に関することに触れれば、それぞれの防災に対する意識も変わってくると思うから。
これからもそのきっかけづくりが出来たらいいなと思っています。
ここ一週間。
毎日ニュースを見ていて、悲しい出来事や理解不能なくらい疑問を感じるニュースが多く、かなり消耗していましたが。
少なくとも、今、私の周りに居る方々は、世の中を良くしようと動いていたり足掻いていたり。
目の前の困った人を助ける為に奮闘している。
自分の持っているもので、出来ることで、笑顔を増やそうと活動している人ばかり。
こんな温かい心を持った方々が周りにいることに感謝して、
私は私で、自分に出来ることを一つ一つやっていこうと思っています。
落ち込んでいる人が居たら声をかけて元気付け、
困っている人が居たら手を差し伸べる。
大きなことはできなくてもできることで助け合う。
たったこれだけのことを、個人個人はもちろん、国単位で出来るようになっていけば、世界は少し変わるんじゃないかな。
そんなことを思った一週間でした。
台風で被害に遭われました全ての方々にお見舞いを申し上げ、
1日でも早く安心出来る生活が戻ってくることを心より願っております。
雨が続き、気温も下がってきておりますので、
被災地の皆様もそうでない皆様もどうかご自愛ください。
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